mizuki no nikki

考えたことを書き留めます

Q.「好きなタイプは?」

よくある話題だけどちゃんと考えたことがなかったかもしれない。

先日恋人から聞かれて少し悩んだ。

 

個人の好きなところを挙げるのは簡単だけど、わたしが好きな人達の共通してることってなんだろう…?

 

考えて浮かんだのは

"一人でも楽しそうな人"

だった。

 

これは恋愛に限らず、友達など他の対人関係にもあてはまることでしっくりきた。

 

自分で自分を満足させられる人が好きだ。

 

「好きなタイプは?」

「趣味がある人」

にも少し似ているかなと思った。(しかし趣味というものは団体スポーツだったり個人で楽しむもの以外もあるので一概には言えないが…)

 

 

自分で自分を満たすことはわたしの制作のテーマでもある。

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「あなたはあなたのために」(2019)

 

この絵はとくにそういうことを描いた。

SNSの普及で常に誰かを身近に感じることができる今、楽しさや憧れがだんだんとエスカレートして、監視に変わったり、他人と自分を比べることを助長させている。

自分にはなんの影響もないのに、誰かがいい思いをするのことが許せない人達がいるのを知った。自分に満足できず、自分以外の誰かを見つめすぎている。

 

この絵に描かれているのは、わたしのお気に入りのもの達だ。

花瓶にさしているのは母からもらった花束のドライフラワー、よく着る服、バッグ、初めて買ったデパコス、ケーキスタンドにかけたアクセサリー、祖母からもらった香水、夜9時になると光るランプ、寝具の柄…

 

これらを眺めたり身につけたりするのがわたしにとってわたしを満足させる方法のひとつ。

そしてこれらを絵にすることもわたしにとってわたしを満足させる方法のひとつ。

 

誰かと比べてしまうとか、一人でいるのが耐えられないとか、逆にずっとなにかと繋がっているような気がするとか、苦しんでいる人が少しでも楽になれるような方法のひとつの例として自分で自分を満足させることを提案できればいいなと思い描いた。

 

もちろん何も強制するつもりはないしあくまで例なのでそれぞれの方法を見つけられたらいいなと思う。

 

 

 

ステマのように制作の話にスライドしてしまったが、喫茶店でのたわいもない「好きなタイプは?」から始まったわたしの考え事。

絵について、シェルのキャプションでは文字数制限があり書ききれなかったことを改めて書いてみた。

 

わたしの好きな人達に好きなタイプを聞いてみたい。